ご挨拶

 我が国の森林は、先人の努力により造成された人工林を中心に本格的な利用期を迎えており、これらの森林資源を循環的に利用することが重要な課題となっています。そうした中で、国産材需要の高まりとともに木材自給率も徐々に上昇傾向にありますが、一方で、原木価格は依然低位な状況が続いており、森林所有者の経営意欲の低下等により、間伐や主伐後の再造林といった森林の整備が適切に行われない森林が増加してきています。このまま推移すれば、持続可能な森林経営はもとより、国土環境の崩壊に繋がりかねない状況となっています。
 このような中、森林環境税の創設により、新たな森林管理制度が動き出しており、森林所有者では経営管理が困難な森林の整備が市町村を中心に進められています。また、最近では、新たな「森林・林業基本計画」が閣議決定され、造林・保育コストを低減することによる循環型林業の実現を目指すとともに、「間伐等特措法」が改正され、その中で、成長の早い苗木を活用した再造林を推進することとしております。
 一方で、近年、全国各地で豪雨災害が頻発しており、甚大な被害がもたらされております。適切な森林の整備を進めることにより、災害に強い国土基盤づくりも極めて重要な課題であると考えます。
 会員の皆様におかれては、地域の森林整備の中核的な担い手として、これらの様々な課題一つ一つの解決に向けて、関係機関と連携を図りながら主体的な役割を果たしていただきたいと考えています。
 私も皆さんの先頭に立って、林業の成長産業化や国土の強靭化等を目指して、森林の適正な整備に積極的に取り組んでいきたいと考えておりますので、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

森林

 


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